大津シビックプライド・ウォーキング1日目(2)

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引き続き、浜大津周辺です。

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浜大津周辺は大津市内の中でも最もびわ湖が近く感じられるスポットです。
日本で唯一の湖上警察艇もあり、浜大津港には小学5年生時の湖上研修で使われる「うみのこ」や、旅客船「ミシガン」や「ビアンカ」が停泊しています。船がある景色はいいですね。物事を考えたり、大切な人と語り合うのには絶好のロケーションだと思います。


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浜大津周辺での休憩スポットは、先に紹介した琵琶湖ホテルのほかに、「アーカス」という複合施設があります。お土産物コーナーやボーリング場、近江牛などを用いた料理を出すお店や、映画館などがあり、たくさんの人でにぎわっています。私自身は11時過ぎに到着したので、昼食はもう少し先でいただくことにしました。


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アーカスから京阪浜大津駅が見えますので、そちらに向かいます。
浜大津駅は改札前に広いデッキがあります。その一番湖側の部分が、大津城の本丸があった場所です。知っている人は知っていると思いますが、京極高次(妻はお江)の居城として、関ケ原の戦いの際、徳川側について籠城し、西軍1万5千人ほどを釘づけにするなど東西決戦の雌雄を決するのに大いに影響を与えた城です。関ヶ原の戦い後、近くの山(長等山)から大砲の射程距離にあることから破却され、城の一部は膳所上に移築されたとされています。
写真はちょうど本丸周辺から湖を見渡したスポットですが、きっと素晴らしい景色が本丸からは見えたのではないかと思います。今は本当に何も残っていませんので残念です。この大津城が一部でも残っていれば、きっと大津のまちづくりは大きく違っていたように感じます。


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アーカスからスカイクロスと呼ばれている陸橋を渡り、京阪電車の線路を越えると、そこに「旧大津公会堂」という建物があります。

この建物は、昭和9年に公会堂として建築され、昭和22年には商工会議所が移転入居し日本初の公民館となりました。その後も長年に亘り市民の交流の場として活用され、滋賀県近代化遺産総合調査において、大津市内に現存する建築物の中でも、特に意義あるものとしてランク付けされている歴史的にも価値の高い建物です。

現在、貸会議室として公民館機能を維持するとともに、1階部分と2階部分に4つの独創的なお店が入っておられます。私個人としては浜大津周辺でお食事されるのであれば、こちらに入店されておられる4店のうちのいずれかをお勧めします。


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旧大津公会堂を経て、東海道53宿の第1番宿「大津宿」があった場所に向かいます。
大津は浜大津で北国からの物資が荷揚げされ、そこから馬車などで京都に運搬されたことから
交通の要衝として、また大名家が京都に入る直前に身支度をする拠点として大いに人の往来があった場所でした。東海道53宿の中で最もにぎやかだったとも言われています。
今は京阪電車が路面を走り、旧東海道沿いもわずかながら当時の風情を残しています。


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本陣跡到着時間は11時30分。
「大津宿」では大阪屋嘉右衛門(大塚本陣)と肥前屋九左衛門の2軒の本陣と播磨屋市右衛門の脇本陣がありました。大津城と同じく現在、本陣に関する遺構などが残されておらず、大塚本陣があった場所に明治天皇陛下の休憩所として利用されたことを示す碑が建っているのみとなっています。


※1日目(3)へ続く。


大津市議会議員 藤井哲也拝




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