平成27年度予算審査。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

3月22日(日曜)に予定しております「藤井哲也 議員活動総まとめ報告会」も徐々に近づいてきました。
議員って一体どんな活動しているの??と疑問に持っておられる方も多いと思います。市長は予算執行権を持っていますので、見て分かりやすいと思いますが、議員はその予算を決定するという比較的地味?な仕事です。しかしながら、地味とはいえ、予算議決のためには、各事業の精査を行い、市民の方からの意見を賜り、そして政策実現を行っていくというもので、非常に重要です。
ぜひとも当日はお越し頂き、私の活動、今後の大津市の課題について意見共有をさせて頂けましたら大変嬉しく思います。何卒宜しくお願い致します。
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さてその予算審議ですが、現在 大津市議会では2月議会が開会中で、今週からは予算委員会で来年度予算について審査を進めています。
一昨日と昨日の2日間にわたり、私が所属している「教育厚生分科会」で、福祉、教育、健康保険に関する予算審査を行いました。
以下、わたしが取り上げた内容です。

●福祉分野
・「保育士確保特例補助事業」
 昨年6月本会議一般質問で、保育サービスの質確保のため、保育士の処遇改善が必要である旨、問題提起と提言を行いました。(参考:2014/6/30ブログ記事
 これについて来年度から、経験年数5年未満の保育士さんについて、月額5千円の処遇改善のための補助事業が設立されることとなりました。
 問題は、どの程度、公民較差を是正することができるかです。
 草津や京都などに優秀な保育士のタマゴが就職してしまうことが増えています。また大津市に残る保育士のタマゴの皆さんもやはり待遇が良い公立園を希望します。民間の保育士確保は結構厳しく、実習生を囲い込んで、なんとか来てもらって充足するなど、苦労に耐えません。
 私からは予算審査において、どの程度 公民較差が解消されるのかを伺いました。
 執行部からは公民較差があることを前提として、少しばかりでも格差是正につながることを企図している旨、答弁がありました。どのような効果があるのか、私も精査を今後行っていきたいと思います。

・「病児保育の補助事業」
 現在、大津市では法律に則り病児保育も行われています。市内4つの保育園または病院にて病児保育がされているところですが、私の耳にはこのうちの特定施設において、あまりサービスの質が高くない旨、入ってきています。
 今回の予算審査においては、市民意見をどのように拾って、保育サービスの質向上につなげているのかを確認しました。
 市の答弁としては、現在 市民(病児保育利用者)に対する満足度調査等は行っていないということでした。直接、電話などで話を聞くことがあるが、今後は病児保育も含め、市内の保育サービスの質改善・向上のために、調査等のあり方について検討をしていくというものでした。
 私としては、早急に行って頂きたいと思っています。

●教育分野
・公立校の教育サービスの平準化について
 大津市では英語教育をはじめ、タブレット等を用いた教育、またはコミュニティスクールなどが導入されつつあり、現在はモデル的に数校で行われている、または実施されようとしている段階です。
 例えば、私の母校とも言える「平野小学校」では英語教育が小学生の段階から充実しつつあり、また住まいの近郊にある「堅田小学校」でも同様に英語教育が進められています。
 しかしながら、他の学校についてはそうした取り組みがなされておらず、他の学校に通う子どもたちとは不公平が生じています。本来、市内学校に通う子どもたちは同じ教育サービスの機会を得るべきですが、A校に通う子どもとB校に通う子どもとで、異なる授業がなされるのは問題です。
 今回私からは、こうした問題の是正を早期に実現すべき旨、意見申し上げました。
 市からは、財源の問題があるが、モデル校の状況をPDCAサイクルの中で検証し、可能な限り早く市内全校に広げていきたい旨、答弁がありました。学校選択制の諸課題が顕在化しつつある昨今、市の答弁内容は不十分と思います。
 次の任期でもこの問題については取り組みたいと思っています。

・中学校給食の問題について
 本会議一般質問でも問題となりましたが、中学校給食が忽然として事業化されようとしています。従来、市長はスクールランチに固執していましたが、手の内を返したように急遽 中学校給食を唱え始めました。おそらく来年1月の市長選挙を見据えた方針転換なのでしょう。ミエミエです。
 問題は中期財政フレームや総合計画を無視し、議会への説明はもとより、市役所内部の十分な検討もないまま、市長の一存で中学校給食を進めようとしている問題です。現在の教育長は、越市長の秘書課長だったこともあり、ほぼ言いなりです。卓越した事務執行能力(言いかえれば卓越したイエスマンとしての能力と私は考えています)を生かし、十分な情報提供も議論も議会としないまま、物事を進めています。
 予算審査にあたっては、あらためて不透明な予算計上に関して質問を行い、誰がどこで中学校給食の立地に関する調査費用を計上したのかを問いました。
 市の答弁としては、二役査定(市長と副市長による予算査定)の場で、中学校給食に関する予算がつけられたということでした。
 
 
その他、観光振興などに関する予算審査を傍聴しました。
単発的なプロモーションをいくらやってもあまり意味がありません。そのことを痛感する事業が列挙されていました。運よくうまくいっても、運が良かっただけです。市民の貴重な税金はそのような運だめしに使うべきではありません。


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(早朝の駅立ち インターン生と共にがんばってます!!)

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(後援会事務所の内装・外装が完成しました!!)


大津市議会議員 藤井哲也拝



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