平成26年9月議会が閉会。平成25年度決算に反対!

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おはようございます!
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

今週木曜の7日に長かった9月議会が閉会しました。
前半に補正予算や条例議案について審議・採決を行い(※1)、後半は平成25年度決算の認定議案を中心に審議を行ってきました。

大津市議会議員藤井哲也討論(26年9月)


結論から申しますと、平成25年度一般会計の決算認定に対して 反対をいたしました。以下、反対理由です。


-------<平成25年 一般会計の決算認定に反対する理由>-------

審査及び認定基準が特に定められてない中で、これまで独自に設定した3つの基準に則り、会派として決算審査を行ってきた。

平成22年度決算は病院会計において減価償却費が計上されていなかったこと、平成23年度決算はモスマン市への訪問事業等において予算に見合った効果が見いだせなかったこと、平成24年度は笠松氏への便宜供与が計上されていたことからなどから関係議案に反対してきたものである。
今回も3つの基準、すなわち「議決通りに予算執行されているか」、「法令や社会規範に即して契約締結や予算執行がなされているか」、そして「費用対効果に納得できるか」どうかを評価要素として、市政全般並びに各事業を慎重に審査した。

その結果、36年連続の黒字決算となり各財政指標も改善の兆しが見えるなど、財政運営に関しては評価できるものと考えているが、「法令や社会規範に即して契約締結や予算執行がなされているか」という独自に設定した認定基準を満たさないと考えるため反対をするものである。
すなわち、平成25年度決算にあっては、越市長による通勤のための不適切なタクシー利用に要した経費が計上されていることがこの間 明らかになった。今般なされた市長答弁でも、公費支出の正当性や合法性の観点において、残念ながら納得できるものではなかった。

市長は自宅と市役所とのタクシー通勤を、「公務に伴う移動」と捉えているようだが、民間企業では到底容認されるものではないと思われる。実質的には、それは「通勤」であろうし、そうであるならば法違反の疑いが強い支出であろう。

決算認定や今後予見される状況進展によって生じる、「市役所内のマネジメントへの影響」や、「議会及び議員への評価に波及する影響」などを慎重に考えた上で、私は「大津市議会は25年度一般会計決算を認定すべきではない」と判断するにいたった。以上反対とする理由である。

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なおその他、「職員の不祥事対策」、「保育士の処遇改善策」、「外郭団体の監査の問題」、「南庄町の土砂対策」、「教育長の不在問題」について自分の意見を付しました。

詳細は「討論(原稿)」(※2)をご覧頂けましたら幸いです。
引き続き、厳しい目線を持ち、建設的な提案を議会で行っていきたいと思います。


本日は各地で運動会。台風に備えつつ、影響が出ないようにと願っています。


大津市議会議員 藤井哲也拝


【参考】
1: ブログ記事「9月議会の前半終了!」(H26.9.24)
2: 平成25年度決算討論の原稿(PDF)






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