議会活性化に向けて2件を提案!

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おはようございます!
大津市議会議員(新世代・滋賀大津)の藤井哲也です。


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お借りしている畑の野菜も順調に成長しています。もうすぐ収穫期です。
既にインゲン豆は収穫期で大豊作の状況です。今年は調子が良いかもしれません!


さて本年度が、市議会議員第1期目の最終年度にあたるわけですが、議会改革のための提案の機会をようやく得ることができました。
これまでは「議会活性化委員会」というものが市議会に設置されていたのですが、「交渉会派」という議員が3人以上いる会派しか、議会改革に関する委員会討議に参加できず、私のような一人会派では討議はもちろんのこと、提案の機会もありませんでした。

しかし今年度の活性化委員会においては、検討項目の提案を行うことができるようになりました。提案したいことは10以上あるのですが、議会事務局から「2~3項目に絞って下さい」とのことでしたので、数ある提案したい事項の中から、「これは絶対に検討事項に入れてもらえそうにない」という項目(例えば、議員定数の削減など)は提案するのを泣く泣く控え、現実的に検討項目に入れてもらえそうなもの、そして市民の皆様に影響が大きいものを2件にセレクトし提案いたしました。以下の項目です。


● 総合計画の進捗評価の実施

 現在、施策評価などは大津市が行っている。しかし人事評価で喩えると自己評価のみで上司または第三者による評価は行われていないことになります。総合計画の実行計画は議会の議決事項であることからも、また市民生活に与える影響からも、さらにPDCAサイクルを適切に回すためにも議会が定期的に総合計画の進捗状況を評価すべきと考えます。

● 議決事件の見直し
 現在、予算や条例案などの市長提案の議案や総合計画については議決事件となっているが、本来は地方分権の流れからして、地方自治法第96条第2項の趣旨に基づき、議会が主体的に議決事件を決定すべきと考えます。市民に与える影響が大きいものとして、教育振興基本計画や、防災基本計画、水防計画、国保料などが挙げられます。そうしたものを議会活性化の観点から検討して頂きたいと思っています。



大津市議会は「マニフェスト大賞」を受賞し、それはそれで光栄に感じますが、日経グローカルが毎年実施している、「議会改革度に関する全国市区調査」では、今年は118位と前回よりも15ランク下がっています。

それでも総合偏差値で見ると、大津市議会は61.09と上位に位置しているようです。とは言え、もっと議会改革を進めていかねばならないと思います。
ちなみに、滋賀県内の他市議会の偏差値は高い順から、野洲市議会 69.00、長浜市議会66.3、草津市議会59.11、近江八幡市議会66.30と続いています。

少なくとも関西の中核市で上位のところをベンチマークすべきで、奈良県奈良市75.11(全国11位)は素晴らしい取り組みをされているのではないかと推察します。


他の会派も、各委員会のインターネット公開や、請願者の直接説明機会の保障などを挙げておられました。予算がかかる項目もありますが、私としては各委員会のネット公開は実施すべきと考えます。そのために必要な予算は年間300万円程度とのことです。

次回7月31日に同じく「議会活性化検討委員会」が開催され、検討事項の選定が行われます。
是非とも私が提案した項目を取り上げて頂き、少しでも議会活性化につながることを強く願っています。


大津市議会議員 藤井哲也拝





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