議長・副議長が決まる。議会基本条例作りもスタート。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

大津市議会の議長・副議長を新たに決定する臨時会が今週月曜日に開催されました。
結果的には園田議員が議長に、鷲見議員が副議長になられました。
両議員に議会改革及び議事機関としての議会運営に大いに期待します。

私としては両議員とも最大会派出身ということで、バランスを考えると問題があると思います。
議会運営委員会委員長も最大会派が握っていますので、もう少し自重をして頂きたいところですが、そのあたりの謙虚さは感じられません。そもそも会派というくくりに大いに疑問を感じてきた3年間です。市民感覚から議会が離れなていないか心配に感じています。

今回の臨時会では、監査委員というポストで一波乱がありました。
議会運営委員会で3人の議員が推薦されたのですが、市長はそのうちの2名を議案として議会提出してきたのです。なぜ残りの1人が外されたのか、私自身も釈然としませんでした。おそらく監査機能と言う観点から考えると、外された1人は3人の中では最も適格と言えば残りのお二方にお叱りを受けるかもしれませんが、全く劣らない人材だと私は思います。
途中に緊急の休憩動議がかかり、私も動議に賛同をして暫時休憩に入りました。
結局のところ、公明党と共産党の各議員が選任されることになりました。

監査委員は、住民監査請求を審査したり、市の工事の定期監査等を担当します。
議会とはまた異なり大変重要な権限を有しています。
あらたに監査委員になられた議員は私も信頼している方ですので、いざというときに大いに期待しています。


そして昨日(20日)は、「大津市議会基本条例」の検討会議1日目でした。

議会基本条例は各地方自治体の議会で制定が進んできましたが、大津市ではようやく検討が具体化しました。議会は憲法第93条や地方自治法第96条などに定められているように、住民から選ばれた議員による議事機関です。
しかし細かいことは条例で決定することになっており、これまでは幾つかの条例(定数条例、議員倫理条例など)に分かれていました。今回、新たにこれらを体系的に再定義することになります。(議会基本条例に内包化する条例もあれば、そのまま残す条例も出てきます)

あと座長には、これまた最大会派の議員が!!


私なりに政策検討会議で議論したい事柄は、
●議決事件の範囲(議会の最大の役割である議事機関として避けては通れない議論だと思います)
●市の政策形成過程への関与のあり方
●会派と議員の関係について(会派の位置づけ。地方自治法などでは「会派」の権限や議員との関係について記載なし)
●住民に対する広報公聴機能について
●市政評価のあり方(施策評価を行政自身が行っているが、本来は議会が行うべき)
などです。

活発な議論が行われるようにと願います。



大津市議会議員 藤井哲也拝


【一部加筆修正】平成26年5月21日



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