一燈照隅、万燈照国

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今回の東北地方太平洋大地震の被災者の皆さまにお見舞い申し上げるとともに、一瞬で亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りいたします。

今尚救助活動が続いており、国家をあげてこの問題に取り組まねばなりません。私は滋賀県大津市におり、当日は地震の揺れも感じず、映像やツイッター等を通してのみしか現地での状況を知ることができません。しかしこの辛卯の年に起きた未曾有の出来事に言葉を失い、そして遠く大津から無力感に苛まれます。

一刻も早く心の平安がその地に訪れることを祈り、そして私にできることをやっていきたいと思っています。

「一燈照隅、万燈照国」とは、ひとりひとりが身の回りに灯りをともし、それを万人(みんな)が行えば国を照らすことができるという考え方です。故安岡正篤氏の言葉です。そしてこの言葉の元は、「一隅を照らす これ即ち国宝なり」という滋賀県大津市にある延暦寺で天台宗を開いた最澄の言です。

私ができることは何かを思い悩んだ挙句、最後に残ったのが、義捐金受付です。「みんなの党」の看板を掲げてやるのもなんとなく気分が乗りませんでしたが、私はみんなの党に所属しています。「みんなの党」として義捐金受付をし、必ず義捐金を必要な人に届けるということで、現地の方々に貢献したいと思いました。

私たちみんなの党は義捐金を受け付けますと、一旦党本部にすべて入金いたします。(3月11日に地震被害対策本部を立ち上げています)そしてみんなの党本部から被災された地方自治体や、救助や復興に当たる支援NPO(非営利団体)に寄附されます。詳細は党ホームページ http://www.your-party.jp/news/office/000685/



そして、昨日と本日の2日間、大津市内の駅前で義捐金受付の活動をつただ恵子さんと一緒にさせていただきました。

2日間で1万4709円もの本当に心のこもった義捐金を預からせて頂きました。ありがとうございます。中学生や高校生が「気持ちだけ」といって1円や5円を入れてくれます。

私の中では義捐金受付の活動は、なにかもやもやしたものがありましたが、しかしそうした若い人たちからの気持ちを対面で受け取めることで、私の中ではわだかまりは薄れていています。私個人も長年「本当に募金しても、被災地のために使われているのだろうか?その団体の遊休に使われているのではないだろうか?」という疑念がつきまとっていたからです。しかし今は少し気持ちも変わってきています。がんばってこの活動も続けていかねばと思いを強くしています。

念のため昨日や本日お金を入れてくださった皆様と大津市民の皆さまにきちんと党本部に振り込んだことの証として振込み明細を添付します。



「一燈照隅、万燈照国」。みんなで身の回りでできることをやっていけば、きっと社会は明るくなると思います。

亡くなられた方のご冥福を祈り、いまなお生死の淵で闘っておられる千万の方々の生還を念じています。

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