平成26年度当初予算の委員会審査(前半)

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

本日は予算案の委員会審査3日目です。
前半となる3月3日の私が担当した部分の予算審査についてご報告します。

以下、質問内容と市の答弁の概要です。



★伊香立南庄の搬入土砂対策は不十分では?

藤井: 現在の状況では有害物質が流出するのではないか?来年度予算にどのように対策を講じているのか?
市 : 沈殿池の下、土砂を搬入した事業者自身が田んぼ一枚を買ってそれを沈殿池にして沈殿効果を高めている。

★ごみ焼却炉の定期補修工事は十分か?
藤井: 現在、市内焼却炉が故障して止まっているが、今後同様のことが起きてはならない。環境部が要求した補修工事や延命化工事の予算が市長査定で一部落とされているが、安全運転に支障はないか?
市 : 完全に大丈夫とは言い切れないが、問題ないと考えている。

★「総合コールセンター設置」の検討予算は高くないか?
藤井: 昨年私が提案した「総合窓口の設置」。来年度、実現に向けてその検討予算400万円が付けられているが、高くないか?
市 : トラフィック調査など専門的な調査を行う予定であり、必要だと考えている。

★市民生活を応援するための「クラウド・ファンディング」の活用検討は?
藤井: 市民生活を応援するために、その導入を昨年提案した「クラウド・ファンディング」の活用。来年度の検討は?
市 : 事業化なされなかったときのリスクなどがあり、来年度もその実施に向けて研究を進めていく。

★景気回復を実感できるようにどのような事業が措置されているか?
藤井: 景気回復を中小企業などが実感できるように、平成26年度予算ではどのような予算措置がされているか?
市 : 産業観光部内に「ビジネス支援室」を設置し対策を講じていきたい。

★新設の「ビジネス支援室」の構成は?
藤井: 新設の「ビジネス支援室」では課長の下に、統括コーディネーター(常勤嘱託)が置かれ、その下にマネージャー(常勤嘱託)が置かれる。どのような役割の違いがあるのか?
市 : 統括コーディネーターは大学やインキュベ施設などで起業支援の経験がある者を予定しており、また各種機関とのネットワークも高く専門性が高い。マネージャーはそういった経験がない。

★「観光プロデューサー」は必要か?

藤井: 「観光プロデューサー」は施策立案が主な仕事になるが、従来 市民からの意見を十分聞いて、市長肝いりの「観光振興プロジェクト会議」で施策検討してきた。この方針に変更はあるのか?
市 : 特に変更はなく、「観光プロデューサー」には、専門的な経験知識で施策立案に当たる。
藤井: それであれば、常勤である必要はないのではないか?(予算950万円以上も必要ないのではないか)

★「観光プロデューサー」は公募とのことだが、大手旅行代理店から出向という話があるが?
藤井: 大手旅行代理店に在籍しながら市に出向してくると言う話を仄聞する。施策立案などで公平性は担保されるか?
市 : 公務員となるので公平性は当然守られる。



全体として、私が担当した分では、「観光プロデューサー」の958万9千円に疑問があります。
仮に大手旅行代理店JTBを例にとると、年収900万円は30歳代の社員が該当すると思います。
私は正直、この予算はもったいないと感じます。大手旅行代理店の中堅クラスのサラリーマンが来ても、やっぱり中途半端になってしまいそうです。

大津市では課長補佐級で待遇するとのことですが、私なりに考えると、例えば「観光企画監」くらいのポストを準備して、予算も1500万円以上措置して、それなりの「プロデューサー」を招聘すべきだと思います。
以前から述べているように、広島県や京都府の観光振興対策に尽力された 樫野孝人さん クラスの方を起用し、企画力や人脈を借りるべきだと思います。

あと、「産業化コーディネーター」という名称も一般的に分かりにくいと申し上げました。
例えば「地域ビジネス支援コーディネーター」などにすべきではないかと思います。


引き続き、本日の予算委員会も傍聴して、私が担当していない部分の事業もチェックをしたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝









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