「保守主義」「自由主義」という言葉に違和感。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

昨日から2月議会の質問が始まっています。
私の順番は27日(木曜日)の朝イチ10時~11時になると思われます。
ぜひ議会に傍聴にお越しくださいませ!!

昨日は各派代表質問。
中でも、教育長が市長のあまりに理不尽な関与に対し爆弾発言をされました。
詳細は後日、情報収集を踏まえた上で行います。


さて、私が所属しています「みんなの党」。
先日、みんなの党大会2014が開催されました。
報道では、『渡辺喜美代表はあいさつで「みんなの党は保守政党だ」と宣言し、安倍政権の経済・安全保障政策に協力していく姿勢を鮮明にした。』(時事通信)などとされています。

私は東京に行くと必ず、靖國神社に行きますし、多分 愛国心はある方だと思いますが、別に愛国主義者でもなく右翼でもありません。先の東京都知事選挙でも田母神氏を見て非常なる違和感を感じました。

それと同じで「保守主義」という言葉にも何か違和感を覚えます。
「保守主義」というと「守旧派」のイメージがあり、または愛国主義者的なイメージも私は感じてしまいます。私は経済に関しては市場原理主義とまではいかずとも、セーフティネットをきちんと整備した上で自由競争を最大限尊重すべきだと考えています。
別に何かを守っているわけではないので「保守主義」「保守政党」と言われると、「ちょっと違うよなぁ」と思ってしまうわけです。

そこで「保守主義」という言葉について少しだけ調べました。
これは共産主義のような革新的な方向性にいかないように、Jロックなどの「個人の財産権」を重視する立場にある人のことをいうようです。
つまり、財産権を共有化するような革新的な考えに対するアンチテーゼとしての「保守」という意味のようです。
なるほど。

あわせて「自由主義」という言葉にも違和感を覚えます。
「自由」という言葉は決していい意味ばかりで捉えられることはありません。
Eフロムによる「自由からの逃走」は有名ですが、自由になると不安になり、カリスマ指導者による全体主義を乞うようになるとされます。

しかし真の自由は、与えられるものではなく、自らが戦い獲得するものだと考えています。
つまり、自国領は自分がハード&ソフトのスマートパワーにより自由を勝ち得ている状態であり、竹島に現在、日本人が上陸しようとするものならば韓国が早速捕捉すると思います。すなわち竹島において日本人は自由権を獲得できていないということです。

みんなの党は「新自由主義」と言われます。
しかし私の上記考えからすると、そうしたレッテル貼りは「ちょっと違うよなぁ」と感じるのです。


話が飛びました。
結局のところ、個人の財産権を重視し、規制改革を断行し、競争のなかからイノベーションを創出し、付加価値を高めるという点でいえば、渡辺代表が仰られる「保守政党」は間違っていないと思います。が、やはり私自身が「保守主義か?」と問われると、やはり違和感を覚えます。

おそらく私は、「保守」や「革新」といったイデオロギー議論とは関係なく、「経済成長による若者の雇用創出」を最大の政治課題と捉えているからだと思うのです。「保守」でも「革新」でも、または「自由」でも「不自由(全体)」でも、若者の雇用問題が第一であり、それを解決したいがために政治の道を志したのだと思うのです。


みんなの党大会で出された基本政策や綱領をあらためて読み返します。
私の中で、「みんなの党」について考える日が昨日も今日も明日も続きます。



大津市議会議員 藤井哲也拝




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