大津市議会の議会報告会のあり方を検討。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

大津市議会は、いじめ対策条例制定などの取り組みが評価されて「議会マニフェストグランプリ(最優秀賞)」を受賞したこともあり、他市から注目を浴びているようです。

議会マニフェスト大賞を頂いたことは、一議員として光栄に感じていますが、「当たり前のことを当たり前にやった」中で頂いたもので、特段に感慨深いものではありません。
市民の皆様からすれば、「この程度で議会マニフェスト?笑止千万!」と思われていると感じます。
私としても、全く満足することなく、いっそう力を込めて議員活動に励んでまいりますので、引き続いての御指導をお願い申し上げます。

都知事選挙も再度実施されることとなりました。
私としても国の行く末に影響していくる選挙だと捉えており注目しています。
各候補の政策が出揃ったところで私の意見も述べたいと考えています。


さて、昨日は先に実施した「議会報告会」(大津市議会主催)の反省会が行われました。
今回は龍谷大学との政策形成の協定に基づき、龍谷大学の土山准教授と京都未来まちづくり100人委員会の運営などもされている きょうとNPOセンターによるファシリテーションで議会報告会が実施されました。

議会報告会の実施結果については、過去私も記事にしましたし、また議会ホームページに記載がございますのでもしよければご覧頂けましたらと存じております。
【参考】「議会報告会 生活産業常任委員会班」報告。(2013年11月18日記事)
【参考】議会報告会結果(市議会ホームページ)


私としては今回の議会報告会は開催したこと自体は、良かったと感じております。
少しでも議会のことを知って頂ける機会を設けたことについて。

しかしながら反省点も多々あります。

1つには、報告テーマが絞られすぎたこと。
私が所属した生活産業常任委員会班では「ごみ問題」にほぼ特化する形での報告となったたため、市政全般の議論を期待してこられた方にとっては拍子抜けの内容だったように思います。

2つには、若者の参加が少なかったことです。
どうしても市の政策にはシニアの方が興味を持ち意見を出してこられることが多いですが、こうした場に若者が参加して自分の意見を出して頂くことで、多少は別としてそうした意見が議会の議論に少しでも反映されることもあると思います。そうした点で、今回の広報のあり方についても見直しが必要に感じます。

3つには、時間が短かったことです。
報告時間が1時間で、意見交換が20分程度でしたが、やはり時間が足りません。

昨日、反省会後に各議員の意見を求めるアンケートがなされ私としては以下の内容について意見を出させて頂きました。

● 報告会は今後も内容を見直して実施していくべきである。
● 4会場に分かれて実施するのではなく1会場で議会全体として実施すべきである。
● 2日間12時間程度にわたって実施し、政策公聴的機能も持ったカタチの報告会とすべきである。
● 議会議決事項だけではなく、議案審査過程で出た意見や討論などを報告すべきである。


大津市が行う報告会ではないので、市民により近い議会が行う点を考慮し、更に合議制という観点から議論の中でどのような意見が出されたのかも明らかにするようにしていかねばならないと思います。

栄えある「議会マニフェスト大賞」を受賞した理由の一つに、1人会派であっても政策検討会議に参加し意見が述べられるという趣旨のことが記載されています。
そうした点からも、議会内の議論の透明性を広く市民の皆様に知って頂くことも大変重要だと考えます。



大津市議会議員 藤井哲也拝




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