違和感。瀬戸際戦略。

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

台風18号の災害対応について多くの匿名投書を頂きます。
そのまま全てを鵜呑みにするわけではなく、公式の場で確認をしていく必要があると感じています。
市民の生活のため、パフォーマンスが行われているのならば指摘しなければならず、また都合が悪い情報が隠ぺい・偽装されているならば正していかねばなりません。すべて公式の場で確認をしたいと思います。

ところで、現在 大津市副市長の笠松拓史氏の解職および、教育長の富田眞氏の罷免を市長に求める決議案が自民党系会派より提出されています。

一昨日(19日)の議会運営委員会で提出され、昨日の17時が一応の各派の態度表明の期限でありました。
結論から言いますと、火曜日の11時に開催される議会運営委員会まで態度保留とさせていただきました。
(20日17時時点の一時的な態度は、事務局に伝えています)

教育長の罷免を求める決議案については、問題なく反対をしようと考えています。
理由としては、決議案に記載されている内容に誤りがあると考えているからです。
つまり、先に開催された連合審査会でも明らかになった通り、市長部局と教育委員会部局の調整を行っていたのは、笠松副市長曰く「教育部長と私(副市長)」とのことでありますので、教育長が他の教育委員の了解を得ずに独断で物事を決定したというよりも、連合審査会の答弁をそのまま受け取るならば、教育部長が調整にあたっていたとみるのが妥当です。そのため、教育長に市長部局との調整の責や、他の教育委員との協議の調整の責をとるのは筋違いと考えるからです。

問題は笠松副市長への解職を求める決議案です。
決議案の文面を見る限り、市長部局と教育委員会との調整を図れず、資質に問題があり、関係改善を果たそうともしないということが挙げられています。
しかし、私としては何か違和感を感じています。
これだけの理由を持って解職に相当するのかどうか。。。
当然、これまで笠松副市長に対して、議会内外で問題指摘をしてきましたが、組織マネジメントの向上や、市民生活の向上のための政策論議が中心でした。
今回の議論を見ていますと、解職の事由が極めて限定的であり、これだけをもって全国でも異例な決議に相当するのかと言えばどうだろうかと、逡巡をしているところです。

瀬戸際戦略で互いに譲歩せぬまま、衝突に突入してしまったような感も拭えません。
なぜ、決議案提出に至ったのかも未だ測りかねているところです。
(確か、この問題については連合審査会で委員長から市長への依頼により一旦終息したと思ったのですが)

とはいえ、新たに多くの事実がわかってきました。
その事実によると、確かに今後、笠松副市長が教育委員会との連携役に携わるのは、道義的に難しいと考えられます。

大変僭越ではありますが、おそらく笠松副市長がいないほうが、組織はうまく回るような気がします。
しかし、態度を保留している一つの理由は、今回の決議案に記載されている事由をもって解職に相当するのかどうかという点です。

政治的にも様々な思惑が働いている事案です。
そうした事柄も、考慮して、熟慮を重ね、来週火曜日の議会運営委員会までに態度を固め、そして採決に臨もうと考えています。
本当に悩みます。


大津市議会議員 藤井哲也拝


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