平成25年6月議会一般質問② 『通勤通学電車の混雑解消について』

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おはようございます。
大津市議会議員(滋賀県)、藤井哲也です。

私は2001年に大学を卒業し、大阪に本社がある企業に就職しました。
当初から起業することを考えていましたので、資金集めのため滋賀県から通うことにしていました。
節約生活2年間で300万円の資金が溜まり、3年目に退職をさせて頂きサラリーマン生活は終焉を迎えたわけでしたが、その2年少しの間は、毎日 満員の通勤電車に乗って、大阪まで通っていた記憶がいまだ鮮明に残っています。

滋賀県南部はベッドタウンとして、近年都市開発が進んでおり、滋賀から京都、北摂、大阪へ通う人も多くいます。
私の市議会議員選挙立候補の際の公約の一つが、「満員電車の解消」でした。

満員電車でくたくたになって出勤しても、パフォーマンスが上がらないと思います。
また毎日それが続いたら、寝不足や疲れから、生産性の低下、個人業績への影響もあるかもしれません。
行政目線で見れば、個人業績への悪影響は個々人の収入と深く関係がある所得税や消費税の減収につながる問題だと思いますし、また個々人の生活の質(QOL)の低下に伴い、その地方公共団体に住む魅力そのものへの影響が出てくるものと考えます。

今回の一般質問では、「通勤通学電車の混雑解消」に対して、大津市がどのような認識を持っており、今後どのような対策を取っていこうとしているのかを問いました。

以下、大津市からの答弁内容となります。


■建設部長答弁

 1点目の京都・大阪への電車通勤者の推計についてでございますが、本市が把握できる指標としては、国土交通省交通統計室が公表している府県相互間旅客輸送人員数がございます。
 これは滋賀県内が起点となった、京都及び大阪への旅客輸送人員数を集計し、まとめられたものでございまして、平成22年度の公表が最新のものであると認識しております。
 この公表値をもとに、滋賀県全体と大津氏との人口比により、大津市内が起点となった旅客輸送人員数を求めますと、1年間で京都へは632万5700人、大阪へは127万8700人が移動していると推計され、これらを1日あたりに置き換えますと、それぞれ1万7300人余り、3500人余りとなります。

 2点目の電車の混雑緩和の必要性についてでございますが、本市は通勤・通学の利便を高める必要性について、予てから認識しており、通勤・通学時間帯における列車の増発など、運行ダイヤの改善については、滋賀県地方6団体を通じて、JR西日本に対して要望してきたところです。
 
 3点目の電車の混雑緩和に向けての本市の対応につちてでございますが、議員お述べの時間別車両混雑率につきましては、鉄道事業者が予め区間を設定し、独自に調査を行っている者と聞き及んでいますが、本市域を含む区間については、その結果を公表していないため、把握できない状況にあります。
 一方、国土交通省都市鉄道政策課が公表している近畿都市圏の混雑率データがございますが、これの平成23年度データに寄りますと、東海道本線(京都線)茨木ー新大阪区間の快速電車における7時40分から8時40分の混雑率は108%で、座席に座るか、吊革につかまるなどして乗車できる100%をやや超えた程度となっており、本市としましては、引き続き こうした指標を参考に、その変化を見極めて参りたいと考えております。
 またその推移を踏まえつつ、鉄道を利用される市民の利便が高められるよう、今後も列車ダイヤ等の改善を関係機関に求めて参りたいと考えております。

 

今後も列車ダイヤ等の改善を関係機関に求めていくとのことですので、私も引き続き本市に対して、その後の状況確認や更なる提案を行っていこうと思います。


【参考】大津市道路網整備計画 [2.51MB]
【参考】平成25年6月議会一般質問 原稿(藤井哲也議員)


大津市議会議員 藤井哲也拝


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