もはや意味不明。。。大津市中枢のみが吸う甘い蜜。

ホームブログ>もはや意味不明。。。大津市中枢のみが吸う甘い蜜。



おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

昨日、私の一般質問でした。
全体的には、市への提言はほぼ実現に向けて前に進みそうで大変よかったと感じています。
後日、1項目ずつ質問内容と答弁を取り上げ、問題点の解説をしていきたいと考えています。


さて、そうした市への提言以外に、問題点の指摘も行いました。
今回ばかりは理解不能な答弁がありましたので速報的にご紹介します。
(詳細は、テープ起こしをして、改めてブログで解説を加えたいと思います)


内容としては、少々刺激的ですが、表題のとおり、「越市政中枢のみが吸う甘い蜜」です。
今回の一般質問で取り上げたのは、『市内屈指の豪華マンションを大津市が借上げ、その豪華マンションを格安で笠松拓史副市長と、山本博志公営企業管理者に貸与している件』です。

正直なところ、あまりこうした問題点は突きたくないのですが、気付いたからにはほっておくことができません。問題点の指摘を行い、市民が納得できるように市長に改善を求めました。


少しまとめますと、

【笠松副市長】
元総務省職員。滋賀県商工労働観光部長を経て一回、総務省の外郭団体へ。その後、越市政になったタイミングで政策統括官(一般職)として大津市に着任。この段階で国家公務員ではなくなり、大津市職員となった。その後まもなく大津市副市長に就任。現在に至る。

入居している住居 12万円の市内屈指のマンション
副市長の使用料  2万8380円のみ
市負担額(税金から)差額の9万1620円


【山本公営企業管理者】
伊藤忠商事出身。その後、企業再生会社を経て、神奈川県住宅供給公社の理事長。退任後、暫時期間を経て、平成24年12月に大津市の公営企業管理者に就任。しかし就任後1ヶ月間で登庁は9日間のみ。現在に至る。

入居している住居 12万円の市内屈指のマンション
         ※駐車場料金については全額ご自身で負担されている。
管理者の使用料  3万9225円のみ
市負担額(税金から)差額の8万0775円


となります。
ちなみに越市長、茂呂副市長と富田教育長は、特別便宜供与は受けておられません。
便宜供与を受けているのは、笠松副市長と、山本公営企業管理者のみです。

本来、大津市職員には住宅手当が規定により支払われていますが、最大は3万円です。
それらの数字から、大津市が笠松副市長と公営企業管理者に便宜供与している額は、年間134万8740円となります。



今回の質問では、以下の答弁がありました。
● 便宜供与は大津市から両特別職になされたとのこと。本人から申請は受けていない。(総務部長答弁)
● 「国家公務員宿舎法」の全規定を準拠している。(総務部長答弁)
● 便宜供与は「特別職」(市長、副市長、教育長、公営企業管理者)のみに準用される。(総務部長答弁)
● 当初一般職で入庁した笠松氏については、国から割愛を受けた人材なので準用した。(市長答弁)
● 優秀な人材を採用するために便宜供与は必要なものであり、市民からの理解も得られると考える。(市長答弁)
● 毎日始業時間から10分遅れで登庁する笠松副市長は、特別職のため法的に問題ない。

改めて浮上してきた問題点は以下のものです。
● 「国家公務員宿舎法」を全準拠しているにも関わらず、「宿舎法施行令」で規定されている本人からの申請がなされていない。
● 国から割愛を受けて一般職として入庁したのは、笠松氏だけではない。笠松氏は優秀だから必要とのことだが、それ以外の国から来た方は優秀ではないのか。しかも本人申請主義ではないとのことなので、何を基準に「優秀」と判断しているのか。
● そもそも「国から割愛を受けた優秀な人材」だから準用できるとは、「国家公務員宿舎法」の有料宿舎提供のどの規定を準拠しているのか。そのような規定は存在しないと思われる。
● 「市民から理解を得られる」との市長答弁だが、どう考えても理解は得られないと思われる。
● 笠松副市長が毎日8時50分に登庁することは、法的には問題ないが、組織中枢のあるべき姿ではない。規範を示す存在である副市長がそのような態度では部下にしめしはつかない。またそれを「問題ない」と議会で答弁する市長も、トップの資質を持っていないと考えてよいのでは。


以上簡単に要点をまとめました。
言っていることが、ムチャクチャで、もはや答弁内容は理解できません。
まぁ規定・規則がない中で、無理やり笠松副市長と山本公営企業管理者に便宜供与しているから仕方ないのだと思いますが、果たして本当に公金支出根拠があるのか疑わしいと感じています。

未だに越市長をはじめ全常勤特別職が、給料とは別に「地域手当(給料の10%)」を受け取っています。
昨年6月?に市長が廃止すると言って以来、1年が経ちました・・・。甘い蜜(原資は税金なんですが)は簡単に手放せないのかもしれません。
組織中枢のみが甘い蜜を吸い、部下は7%以上の給与カット。。。
今回取り上げた、便宜供与の件も含めて考えられません。


また改めてテープ起こしをして、その他の質問も含め、ブログにて解説をしたいと思います。


大津市議会議員 藤井哲也拝


▲ページのトップへ