動機善なりや 私心なかりしか

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こんばんは。
滋賀県の大津市議、藤井哲也 です。
本日と言うか昨日になりますが、「いい夫婦」の日だったんですね?!
私の好きな言葉は、『修身斉家治国平天下』というものでして、天下が平和になるためには、まずは国をしっかり治める必要があり、そのためには家がしっかりと整い、またそのためには一人ひとりが身を修めなけれならないという考えです。孔子の言葉です。
家族も大切にしたいと思います・・・。


滋賀県では、みんなの党と維新の会が各選挙に立つこととなりました。
このように調整がうまくいっているケースはいいのですが、本日現在全国で18選挙区において、両党候補が相立つ状況になっています。
選挙協力をなんとかうまくしてもらいたいと心から願うばかりですが、維新の動きを見ていると、何か言葉と行動が違うような気がします。違う党なので当たり前と言えば当たり前なのですが、あまり配慮と言うのが見えません。それならば、みんなの党としても毅然と対応しても良いのではないかとさえ思ってしまいます。


今回の国勢選挙について思うところがあります。
それは、「政党」も大切だが、「候補者」も大切という当たり前のことです。

利に走り義に背く、そんな議員が今般、たくさん出たのを見ました。
昨日までいた政党とは全く異なる政策を持つ政党に、選挙目的で衣替えしたりする議員もいますし、議員のみならず政党そのものにおいても同じ様相を呈しています。
軟体動物といっていいのか、カメレオンといっていいのか、機を見るに敏感な人がなんて多いのだろうと思います。

名著「職業としての政治家」には、政治家に必要な資質として情熱、責任感、判断力の3つを挙げています。
利に走る議員は、当選するための判断力においては優れているのかもしれません。
しかし、責任感があるのかと言えば、そのようなことはないと思います。

なぜ基本的な行動軸がぶれるのか?
少し前のブログ記事「失敗の本質」にも書いたのですが、やはり「目的があいまい」ということなのではないかと思います。
すなわち、「なぜ政治家になったのか?(なりたいのか?)」という根本的なところの問題です。


 動機善なりや 私心なかりしか


京セラ創業者の稲盛和夫氏の名言です。
当時の巨人、日本電信電話に何を思ったか挑戦状をたたきつけ、第二電電を立ち上げました。
今の日本はNTTのいいなりになっているのではないか、料金にしろ、サービスにしろ、殿様商売のNTTのいいなりとなっている電信電話事業はおかしいのではないか?業界に競争を持ち込み、国民が幸福を享受すべきではないか、と。

口では、国の為、国民の為と言うのはいとも簡単です。
しかし、その言葉が本物か。動機は善か、私心はないか。

それを一目で見抜くことはできないと思います。
ただ、その人の過去を知ることで、どのような動機でどのような行動をとってきたのかを知ることはできます。
また、街頭演説などでも、本当に言葉通り思っているのか、それは「すぅー」と心に入ってくるかどうかがポイントな気がします。

私自身人のことを言えた性質ではありませんが。


さて今週土曜日は、4年に1度の 滋賀県立東大津高校の「大同窓会」です。
私も実行委員会メンバーの一人として運営に携わらせて頂きます!
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