9月一般質問④『ゴミ置き場、資源ゴミ持ち去りについて』

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也 です。

本日は午前から、「予算決算常任委員会 全体会」が開催され、そこで今議会に提出されている補正予算案に関する討論ならびに採決が行われます。
いろいろと調べているうちに1件懸念が出てきました。
以下は少し専門的な話ですが、簡単に申し上げると、予算を流用する恐れがあるのではという懸念です。

すなわち、「第三者調査委員会」が市長の付属機関となることに伴い、これまで総務部案件として「コンプライアンス推進費」として、調査委員会委員や調査員の報酬など約400万円が計上されていましたが、「担任する事項」が「青少年の健全な育成」となることで、おそらく市民部案件に切り替わるのではないかと考えられます。
つまり歳出の「款」の項目が、これまでの「総務費」→「民生費」に変わるのではないかと?
もしくは、同じ「総務費」の中の「総務管理費」の中での流用があるのかもしれません。
ただ、先日の予算委員会の総務分科会では、そうした変更があると言う説明は受けていません。総務分科会内で「第三者委が附属機関になることに伴う予算への影響は?」と聞いて、執行部からは「委員報酬が委員報償費となり、額面も上がる」ということしか説明がありませんでした。
もし一時的に流用したいと言う説明があるなら、まだしも納得できますが、「バレなければOK」というこれまで幾度も経験してきた体質を今回も発揮するならば、許せません。説明不足では済まされません。本来は予算に関して変更点があるならば率先して説明しなければならない問題です。
私の単なる杞憂なら良いのですが、どうなのでしょうか?少し確認してみたいと思います。



さて、今回の一般質問では合計5つの項目について質問させて頂きましたが、そのうちの4つ目、「ゴミ置き場、資源ゴミ持ち去り」についてです。

この問題については、地域の住民からの声を聞くなかで、形成した質問です。


① カラス等の鳥獣によるゴミ置き場のゴミ散乱に対して、散乱防止ネットの貸与を今後も恒久的に続けるかどうか?
② 市内各所には老朽化しているゴミ集積ケージがたくさんあるが、市民にとり危険である。
 「一般廃棄物処理基本計画」には、平成25年か26年ころに、ゴミ集積ケージの設置補助金を創設するとあるが、本当に実施するのか、実施するのならば早急に補助金を設置すべきだ。
③ 空き缶などは資源ゴミとして市が回収し、年間で6千9百万円ほどの貴重な財源となっている。しかし、この資源ゴミを持ち去る業者が現れている。たとえばケージ設置補助金制度の原資にするなど、資源ゴミの回収量増大は、市のごみ行政の推進にも貢献できることから、罰則条項を条文に設けたり、回収ボックスを市内に設置する等の対策を講じる必要があると思うが?

という3点を質問しました。

カラス対策のためのゴミネットについては、今後も恒久的な予算を付けていくという答弁を得、来年度以降もゴミが散乱して困っている地域の方にとっては朗報と言えます。また自治会に入っている、入っていない関わらず貸与するということです。

次の「老朽化したゴミ集積所」の問題ですが、この間 およそ200か所のゴミ集積所を歩いて回り、その状態を確認してきました。




いくつも老朽化して危険なゴミ集積ケージがあったのですが、上の写真はそのうちのごく一部で、議場で参考資料として配布したものです。
ゴミ集積所としての機能が損なわれているものや、空けても押さえておかないと落ちてきて手が挟まれてしまうものなど、早急に対策を講じないと危険なものが散見できました。

答弁としては、
● 補助金制度を平成25年度後半から開始する。
● 自治会に入っていない人にも公平に補助金を活用頂けるようにする。
というものです。



3つ目の質問の、空き缶などの資源ゴミ持ち去り業者対策ですが、
様々な対策を講じていきたいとの答弁でしたが、集団資源回収の対象に空き缶も加え始めたところで、今後もこの制度の普及を促進していきたいということでした。
大津市北部においても、自治連合会とゴミ回収業者などが連携を組み、この集団資源回収による空き缶の回収を開始しています。
ぜひとも大津市全域でこの制度が広がり、自治会の活性化、そして市財政への寄与につながることを願っています。
大津市には、主体的にこの集団資源回収制度の広報及び普及活動に取り組んで頂きたいとこの場でお願いしたいと思います。
あわせて「リサイクルボックス」も市内各所に配置することを検討していかれるようなので、それもぜひ実現するように進めて頂きたいと思います。








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