みんなの党勉強会in大阪

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こんにちは!
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也(みんなの党所属)です。

本日は、いじめ自殺の件で、第三者委員会の第1回目会合が開催されます。
冒頭から会合は非公開ということなので、残念ですが傍聴はできません。委員の皆様にしっかりとした調査や提言を望むしかありません。

ところで、報道でもありましたが、みんなの党の渡辺代表が大阪維新の会との合流も含めて検討しているということです。
一地方議員の私にはどうすることもできませんが、みんなの党は「政策の党」でもあるので、政策実現のために最善の道が選択されると思います。
衆議院議員選挙も近いので国政はばたばたしている感を受けます。自民党交代時の宮沢内閣のときのように、間際にむちゃくちゃな法案を通したりしないよう、しっかりみんなの党を含む健全野党が与党を監視し、必要な政策をこれまで同様訴えていく必要があります。

そういう状況下、先日、大阪府市統合本部特別顧問をされている、みんなの党ブレーンの原英史氏(政策工房社長)を招いて、みんなの党の大阪のメンバーが勉強会を企画されましたので私も参加いたしました。


(写真はみんなの党の豊中市議、花井慶太氏)


勉強会の内容は、大阪維新の会の塾生にもお話された内容を一部交えながら、より具体的に公務員人事制度の問題点と今後の考え方、給与制度のあり方、そして公務員の政治活動規制に関してなどでした。

原英史さんは、大阪の人事委員会(公務員の給与や処遇について勧告できる)に深く関わっておられた方でもあり、人事委員会の形骸化や、その問題点についてもお話されました。
賃金センサスが世の中に存在していたり、税務署が詳しく民間の所得の情報を持っているのにも関わらず、敢えて人事院や人事委員会が民間給与を調査するのは、自分たちにとって都合のよい情報だけを抽出するためと断言しておられました。
なるほどその通りだと思います。
公務員の給与が高いか安いかは、あくまで民間との格差是正の観点から議論すべきと考えますが、私は感覚的に高いと感じています。きちんと職務の質に見合った給与に改定すべきと思いますし、既存の税務署などが持っている民間の所得情報などを活用して、調査し、行政に勧告をすべきと思います。

また、公務員制度改革とは公務員たたきではなく、公務員にやる気になってもらうことだとも仰っておられました。
そのために、人事評価制度の重要性についても時間をかなり割いてお話されました。
市民のためにきっちり働く公務員をしっかりと評価する人事制度にしなければ、いまの年功序列型のままだとやる気のある若い公務員のやる気をそいでしまうとのことです。
私もまったく同感で、大津市が「やります、やります」といって、一向に進む気配のない、職員の人事制度の再構築について、再三、総務部職員課に尋ねています。今年の12月頃までにはある程度、できるということで聞いていますが、これまでの経緯を見てきてあまり信用できません。「口だけ番長」と呼ばれている人が今の政権与党にもいますが、大津市役所においてもそうならないようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
民間でも営業ばかりが職種ではありません。経営企画や経理などの職種もあります。だからといって人事評価と処遇などが連動していないのかといえばまったくそんなことはありません。「公務員の仕事は成果や業績では測りづらいんですよ」という言い訳は、人事評価制度の導入から逃げるための口実にしか過ぎません。
これまでより一層厳しく、適切な人事評価制度の導入について、総務部と接していこうと思っています。


大阪府や大阪市で進められている公務員制度改革について、ある程度内容を理解できました。
今後の大津市の公務員制度の改革につながるよう、議会活動でも活用していきたいと思います。

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