「文化で滋賀を元気に!」賞 ~大津市真野地区からも受賞~

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おはようございます。
大津市議会(滋賀県)議員 藤井哲也 です。

昨日は2月定例議会の開会一週間前なので、議会運営委員会というものが開催され、その後は今回の議会で提出予定の議案(条例案や予算関係)について、市役所から説明を受けました。
いよいよ新市長体制初めての議会が開催されます。私も準備(予算の読み込みと一般市政質問の作成)を本格化していきます。

特別、気になる新条例や条例改正はありませんでしたが、予算(平成24年予算案と平成23年補正予算)については、いろいろと課題があると思っています。読み込みを進め、不明点は調べ、それでもわからなければ議会や委員会で質問したいと思います。


さて、この前の土曜日は、市内ホテルで「文化・経済フォーラム滋賀」の第2回総会があり、私もメンバーなので参加してきました。
この会は、滋賀県が文化と経済を振興し、滋賀を元気にしていこうという目的で作られた会で、私は設立当初から入っています。県内の経済人、文化人が集まり、活気があります。


(文化・経済フォーラム滋賀 総会の様子)


もともと文化や芸術にはそんなに造詣深いとは言えませんが、クラシック音楽や狂言、絵画などは昔から好きなので、もっと文化を知って勉強していきたいと思います。
確かに今回 基調講演をされた元クラレ社長の、現在の大原美術館(倉敷市)館長、大原謙一郎氏のお話にもありましたが、文化というのは地域の交渉力になりうるというものがありました。京都が実際の経済力よりも知名度やプレゼンス(存在感)において優位にあるのは、やはり文化力が影響しているでしょう。
文化を高めていくということで地域のプレゼンスを高めていくのは、私はあってしかるべきと思います。
ただ問題は、文化というのは数値化できにくいものでしょうし、ある程度根付くまでには時間が必要になります。今後、滋賀県が文化で地域を盛り上げていくというのであれば、地味ではありますが、相当の努力が必要になります。それは行政の仕事では決してないと感じます。いつのときも官製文化というのは、大したことがないように思いますので、“町衆的”文化、市民から発する文化振興をやらねばなりません。
そんなことを考えた基調講演でした。


総会後は交流会があり、食事を囲んで交流を深めました。




今年から、「文化で滋賀を元気に!」賞 が創設され、5団体が受賞されました。
なかには、上記掲載の「野洲のおっさん」とネーミングされた キャラクターを使った地域活動が受賞されたり、また私の地元では 地域の方ががんばって「鯉のぼりを自作で作って5月に川沿いにあげる」ことに取り組んでいたりします。(写真の鯉のぼりはその一つです)
わたしは「日本表彰研究所」(所長:太田肇 同志社大学教授)にも入っていまして、モチベーションの研究もやっていますが、そうした観点から見ても、やはりこうした懸賞や表彰を行うのは、地域活性化にはとてもよいことだと思います。これからも滋賀県が文化力を高めていけるよう、私も関わっていきたいと思います。
事務局から出された提言の中に「文化ビジネス」を今後、滋賀県内で推進していくということです。


その次の日(日曜日)は、地元で そば打ち教室 が開催されましたので、私も参加しました。
実は真野地域では現在、蕎麦づくりをどんどん進めようとしていています。
老若男女がこうしたそば作りにかかわることで地域コミュニティも活性化し、更に経済性も出てくれば最高です。

 




地域がこうした活動で活性化し、滋賀県も文化力を高めていく、こうしたボトムアップの活動が本来の自治なんだと思います。
国家が権力を集中して活用する時代は終わりました。
やはり地域に権限、財源を落とし、地域がそうした権限、財源をフツーに使えるというのが理想の姿だと思います。それが生活の豊かさを生み出す源泉な気がします。
地方政治の役割は、そうした状態にいかに持ってくるのか、そして権限、財源を使って、地域の生活を向上させるのかと感じます。




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