2019/03/09
堅田駅西口広場のオープンがもう間もなくとなってきています。
行政に確認したところ今年7月くらいには供用開始となるようで、ようやく4、5年かけて工事が完了となります。ようやくという感じで、なかなか時間がかかったという印象です。できるならば私の議員任期中(4月末)までに完成した姿を見たかったのですが仕方ありません。
地域住民の地域を高めるため、また地域のブランド力や魅力を高めるために、「デザインに凝るべき!」と提案した立場からして、結構立派な広場ができあがることを嬉しく思っています。
駅西口の土地区画整理事業も残すところ来年度1年間です。
とは言っても、新たな課題として大津湖西台の事業をどのように進めていくのかが生じ、また都市計画道路の計画通りの建設も求められるところです。
議員任期最後の質問として、今後4、5年先を見据えて、残された課題に対して、どのように行政は取り組もうとするのかを確認いたしました。
Q(藤井)
2019年度をもって堅田駅西口土地区画整理事業が終了します。駅西口広場の整備に関しても2015年11月議会で地域住民から愛される修景デザインとなるように求めて以来、成安造形大学や関係学区、地域団体と連携しながら整備が進められてきました。
それから3年以上が経つわけですが、ようやく今年7月頃に一般利用が可能となる見通しとなりました。歴代の堅田駅西口土地区画整理事務所や、道路建設及び管理課の職員の皆様には感謝申し上げます。まだ真野川を縦断する都市計画道路3・4・21号(第2工区)が完成していないので手放しで喜べませんが、駅西口広場の完成をもって一つの区切りとなることを嬉しく感じています。
区画整理事業の終了後、この一帯では先に述べた都市計画道路の未開通部分の整備や、都市計画道路3・4・52号の建設を含む大津湖西台事業の推進、以前から要望してきた堅田内湖の増水対策とも連動した新堀川の浸水対策など行政が果たして頂かなければならない課題が残されていると認識しています。また少し範囲を広げ市西北部地域で考えると、葛川地域の人口減少対策、葛川や伊香立、ローズタウンの公共交通網の維持、基幹支所となることが見込まれる堅田市民センターへのアクセス集中対策、駐車スペース確保なども喫緊の課題です。
つきましては、堅田駅を中心として市西北部地域が“住み続けたい”と思えるまちであり続けるために、今後本市としてはどのように取り組もうとするのか見解を伺います。
A(未来まちづくり部長)
市西北部地域のまちづくりに、今後どのように取り組もうとするのかについてでありますが、西北部地域につきましては、大津市都市計画マスタープランにおいて、西北部の地域づくりの方針を、交通ネットワークを再構築し、堅田駅周辺における地域拠点の充実に向けたまちづくりを目指すこととしております。
その方針の中で、まず、都市基盤整備としては、国道161号湖西道路と国道477号の4車線化、及び都市計画道路3・4・21号本堅田真野線の整備などを促進し、また、交通ネットワークの確保としては、既存の公共交通の維持はもとより、自動運転やライドシェアなどの新しい交通システムの導入を検討してまいります。さらに、災害対策としては、堅田内湖の浸水対策など、防災対策のより一層の充実を図ることにより、住み続けたい持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。以上、私からの答弁といたします。
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なお答弁中には大津湖西台事業用地を(株)大林組から無償譲渡を受けることについて触れていませんが、その後、市は(株)大林組から用地譲渡を受ける準備を進めていくことを公表しました。以下、京都新聞記事から転載です。
大津市は26日、「大津湖西台土地区画整理事業」の中止に伴い、事業主の大林組(本社・東京都)から提案されていた同事業用地の無償譲渡を受諾する方針を明らかにした。新年度に土地を取得した上で、用途については時間をかけて慎重に検討するという。(中略)土地の境界に未確定の部分が多いことが課題とされてきたが、越市長は「課題解決に向け整理することができた。取得に向け手続きを進めたい」と答弁。19年度中に取得条件や役割分担を定めた基本協定を同社と締結する方針。譲渡の申し出を受け入れた理由について、市まちづくり計画課は「他の民間事業者に売却されれば、どのように使われるか分からない。市が所有し、土地の保全を図りたい」としている。
以上一部転載です。
この問題についてもこれまで再三再四にわたって議会で取り上げてきました。
ようやく一歩前に進むことになって良かったと思います。
しかし単に受けるだけ受けて、塩漬け土地になっても仕方ありません。
受けるからにはしっかりと事業を進め、地域活性化につなげなければなりません。
フジイテツヤ